新型コロナウイルス感染症
(COVID-19)ワクチンの
物流(保管・輸送)温度管理用温度ロガー
GT002-T-DF の供給について

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチンが日本国内において承認された際、遅滞なく国民がワクチン接種を受けられるよう、迅速かつ円滑な接種に向けた体制整備が進められている中、武田/モデルナ社の新型コロナワクチンの国内物流(保管・輸送)に用いられるツインバード工業株式会社製ディープフリーザー(低温保冷庫)SC-DF25WLの庫内温度管理用ロガーとして、当社、神栄テクノロジーの『TempView』GT002-T-DFが指定されました。

『TempView』GT002-T-DF ツインバード工業株式会社製ディープフリーザ(低温冷凍庫)SC-DF25WLの温度管理用ロガーとして指定されました

武田/モデルナ社の新型コロナワクチンの国内物流において、ワクチンの品質保持のために、国内倉庫から卸業者を経て、医療機関等の接種会場に届くまで-20℃±5℃の環境を維持したまま配送する体制が求められており、倉庫内での保管や輸送に用いられる冷凍保冷庫の庫内環境において、適正な温度管理を行うための厳格な温度計測が必要となります。

今回、国内物流における卸業者が用いる保管・輸送用保冷庫として、冷却器にFPSC(スターリング冷凍機)を用いるツインバード製のディープフリーザーSC-DF25WLの採用が決定され、この庫内温度の計測管理を神栄テクノロジーの『TempView』 GT002-T-DFによって行うことが決定されました。GT002-T-DFがワクチンの保管温度計測管理用としての指定ロガーに至った主なポイントは次のとおりです。

  • 『TempView』GT002-T-DFは全数温度校正を実施し、1台ずつに校正証明書を発行することにより、計測器としての高い信頼性を確保していること
  • 一般的なロガーは、記録した温度データの取り出しにロガーまたはロガーの専用読み取り機をPCへ接続する必要があり、取り扱いが面倒な一面がある一方、神栄テクノロジーが開発した物流用データロガーG-TAGシリーズは、Bluetoothでロガーと無線接続されたスマートフォンやタブレットにより、温度データ(CSV形式)の取得から解析レポート(PDF形式)の作成まで、簡単に対応できるようになっており、容易な操作性で温度計測管理を行えるようにしたこと

当社では、新型コロナワクチンの冷蔵冷凍倉庫や医療機関等における保管時における温度計測管理としての供給要求へ応えられるよう、温度ロガー『TempView』GT002-T-DFの生産(製造・校正)体制の更なる増強を進めております。我が国挙げてのワクチン接種体制の早期構築に貢献し、新型コロナウイルス感染拡大の抑制の一助となることを切に願っております。

2021年1月8日

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